ホンダPCX、ヤマハNMAX、両車種ともフルモデルチェンジをし、どちらも個性を追求し2021年モデルとして登場。
旧型でも非常に悩む選択をさせられましたが、2021年モデルではさらに頭を悩ましてくれそうな2車種が登場しています。
2021年モデル ホンダPCX125とヤマハNMAX125の基本スペック
2021年モデル PCX
メーカー希望小売価格 | 357,500円(税込) |
全長/全幅/全高 | 1,935mm/740mm/1,105mm |
エンジンの種類 | JK05E・水冷4ストロークOHC単気筒 |
総排気量 | 124㏄ |
シート高 | 764mm |
燃費(60km/h) | 55.0km/L |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 9.2[12.5]/8,750 |
車両重量 | 132㎏ |
車名・型式 | ホンダ・2BJ-JK05 |
2021年モデルNMAX125
メーカー希望小売価格 | 368,500円(税込) |
全長/全幅/全高 | 1,935mm/740mm/1,160mm |
エンジンの種類 | 水冷・4ストローク・SOHC・4バルブ |
総排気量 | 124㏄ |
シート高 | 765mm |
燃費(60km/h) | 48.7km/L |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 9.0[12.0]/8,000 |
車両重量 | 131㎏ |
車名・型式 | 8BJ-SEG6J/E32TE |
PCX、NMAX125ともに全長と全幅が同じに、PCXの全高が1,105mmになり、全モデルよりも200mm以上も低く低重心に。
NMAX125もサイズは少し変わっていますがほぼサイズ的には変らない様子です。
PCXの燃費は前モデルとほぼ変わらずリッター55.0㎞、NMAX125は若干悪くなってリッター48.7㎞。
燃費にこだわるならPCXの勝ちですが、 NMAX125も50㎞近くの燃費なので優秀です。
最高出力はPCXが12.5psと0.5psアップ、最高回転数も8750rpmと若干アップしています。
NMAX125の最高出力は12.0psと前モデルと同じですが、最高回転数が7500~8000rpmになり高回転まで回るようになっています。
両者ともスタイリング一新され、重厚感が増しカッコよくなったよう感じられます。
PCXは後輪をインチダウンしたおかげで低重心になり安定感と先進的なデザインが進化しました。
NMAX125はフロントマスクがちょっといかついイメージなってPCXとは路線が違う方向へ、スポーティーでヤンチャな感じがカッコよくなっています。
どちらを選ぶかは一度店頭に足を運び、どちらも見てシートに股がしてもらってからの方がよさそうですね。
旧モデルの比較を見たい方は下記のページをご覧ください。
デザイン、スタイリングを比較してみよう (2021Ver.)
フロントフェイス
2021年モデルPCX
全作も先進的でカッコ良かったですが、2021年モデルはLEDをふんだんに使って先進性が増しました。
原2クラスのスクーターでは常にトップクラスの人気を誇るPCX。
まだまだ、その人気は続きそうな予感。
2021年モデルNMAX125
2021年モデルのNMAX125のフロントマスクは格段にかっこよくなっていると感じます。
2眼6灯LEDが目が吊り上がって怒っている感じがカッコいいですね。
全作よりもキリリとしまった感じになり、PCXの対抗馬になることは間違いないでしょう。
テールランプ
2021年モデルPCX
前作同様、テールランプのレッドに光る部分が「X」になっている所がカッコいいですね。
もちろんすべてLEDなので点灯時の光も鮮やかで明るい。
好みによりますが、個人的には全作のテールランプの方が好きかな。
2021年モデルNMAX125
アングルを別全体デザイン
2021年モデルPCX
旧モデルに比べ、後輪がインチダウンした分、低重心になってどっしりした感じで安定感が増したようなデザインになっています。
後輪を14インチから13インチにし、タイヤを太くした分、後姿がカッコよくなっています。
2021年モデルNMAX125
フルモデルチェンジで大幅にデザイン変更されメチャメチャカッコよくなっているとおもいます。
旧モデルは少しおじさん感がりましたが、2021年NMAX125は全体的にガチっと硬派なイメージになったように感じます。
前からも後ろからもかっこよくなりました。
PCXはハイブリットの写真になっていますが、かなりスタイリッシュに仕上がっているように感じます。
NMAX125もニューカラーのビビッドパープリッシュブルーカクテル5(ブルー)引き締まったボディーを演出しています。
やっぱり重厚感はNMAX125の方があるように思えるのですが・・・
個人的な感想です。
メーター比較
2021年モデルPCX
前モデルに比べ、メーター表示部分の液晶のサイズが大きくなってさらに見やすくなっていますね
。全体的に大きくなっているのでインジケーターなどの視認性も上がっています。
2021年モデルNMAX125
前モデルは丸形でしたが、2021年モデルはサイドに丸みが帯びた横長の長方形になっています。
サイズも若干大きくなっているので視認性がアップしています。
2021年モデル から採用されたスマートフォンと連携するCCU(Communication Control Unit)の表示部がちょっとカッコイイ。
キーシステムで比較
2021年モデルPCX
2021年モデルPCXもHonda SMART Keyシステムを採用。
ポケットからキーを取りだ無くてもエンジンの始動、停止。ハンドル、シート、給油口のロックの解除ができます。
2021年モデルNMAX125
NMAX125も 2021年モデルからスマートキーを採用。
キーを差し込まなくても車両に近づくだけでエンジンの始動、メインスイッチの操作ができるようになりました。
NMAX125もスマートキーを採用したことで2021モデルの軍配は引き分けになりました。
エンジン性能を比較
2021年モデルPCX
2021年モデルPCXのエンジンはさらに進化し「eSP+」の。
前モデル「eSP」は2バルブでしたが、 「eSP+」は4バルブ化され混合気の吸気効率と燃焼ガスの排気効率を高め、高出力化を達成させています。
低速から高速まで力強い走りができるエンジンになりました。
2021年モデルNMAX125
NMAX125のエンジン「BLUE CORE」は水冷・4ストローク・SOHC・124cm³・4 バルブ・FI エンジンを採用。
注目なのが電気系を統括制御する「Starter Generator Control Unit」を搭載したことですね。
スマートフォンのアプリと連携して燃費、バッテリーの状態、オイルの劣化具合なども見ることができるという優れもの。
※「Starter Generator Control Unit」の詳しい内容は動画
シート下収納を比較
2021年モデルPCX
前モデルよりは28Lでしたが、2021年モデルはさらに拡大され30Lに。
フルフェイスのヘルメットを入れてもまだまだ余裕。
ちなみに写真右はハイブリットのPCX e:HEVは24L。
2021年モデルNMAX125
2021年モデルNMAX125シート下収納の容量は23L。
前モデルよりも1L小さくなっていますね。
デザイン重視になったのか少し小さくなっていますね。
しかし、フルフェイスのヘルメットも収納できるので大きさは十分。
シート下の収納の容量は圧倒的にPCXの勝ちですね。
いっぱい荷物を積みたいならPCXかな。
フロントボックス(トランク)を比較
2021年モデルPCX
2021年モデルPCXのフロントボックスはリッド付で500mlのペットボトルがぴったりと入るサイズ。
USB Type-Cソケットがついているのでスマートフォンなどの充電も可能。
ちょっとした小物入れには最適なサイズ。
2021年モデルNMAX125
2021年モデルNMAX125のフロントトランクは左右に配置されています。
左側は600mlのペットボトルが入るサイズ。
右側はリッド付きの収納BOXになっています。
また、12VのDCジャックが装備されているので様々な用途で使う事ができます。
フロントトランク(ボックス)に関しては左右に装備されている2021年モデルNMAX125の勝ち。
フロントに大きな収納があるとすごく便利。
シート下の収納容量が少し小さいので役に立ちそうです。
フルモデルチェンジで気になるスペック変更や装備など比較
2021年モデルPCX
リアホイールのインチダウンと前後タイヤの幅を太くして低重心に
前2020年モデルから大きく変更になった注目されるポイントは、リアホイールのインチダウン。
14インチ→13インチにサイズダウンしてタイヤ幅をアップ。
前輪は14インチのままですが、タイヤ幅をアップ。
ホイル、タイヤサイズを変更するだけで、細身なスタイルからズッシリと安定感が増したスタイルになりました。
ブルーのスピードメーターを継承して大きく見やすいフロントパネルに
旧モデルのメータパネルもブルーを強調してかっこよく好きでしたが、2021年モデルもブルーのスピードメーターは残しつつ形状を変え大きくし、インジケーター類もバランスを整え見やすくなりました。
2021年モデルNMAX125
フルモデルチェンジで大きく変わったデザイン落ち着いた大人のイメージからヤンチャなイメージへ
NMAX125 はフルモデルチェンジで大きくデザインも装備なども変更されました。
フロントマスク、特にヘッドライトがキリリと吊り上がった目のようになり、カッコよくヤンチャなイメージになりましたね。
PCXに比べ落ち着いた大人のイメージでしたが、キリっとしてイメージが変わりました。
一番気になるのがスマートフォンと連携できる「Y-Connect」
新型のNMAX125に搭載されたCCU(Communication Control Unit)。
専用アプリの「 Yamaha Motorcycle Connect(Y-Connect)」をインストールすれば NMAX125と連携すことができ、車両情報や燃費の確認、オイル交換のタイミング、バッテリーの状態なのがスマートフォンで確認することができます。
A: スマートフォンの画面を「Revs Dashboard」として利用可能。スロットル開度、エンジン回転数、加速度、エコ運転状況を表示します。
引用元:https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/nmax/feature.html
B: 走行距離、経過日に基づいて、エンジンオイルの交換タイミングをお知らせ。バッテリーコンディションも表示します。
C: 燃費を日別、月別にチェック可能。自分のライディングをデータとして客観的に確認できます。
D: 車両から問題や故障を検出した場合、スマートフォン画面に情報を表示。問題や故障を検出した時間、位置などを事前に指定したメールアドレスに自動で送信できます。
E: 広い駐輪場や、出先で駐車場所が分からなくなった時などに、最終駐車位置を確認できます。(※スマートフォンと接続されていない状態で車両が移動された場合、位置情報は更新されません。)
※ アプリ画面は開発中のもので実際のものとは異なります。
※ 画面デザイン、機能などは予告なく変更、廃止する場合があります。
※ 燃費表示は表示例として2021年モデルのNMAX125(NMAX ABS)のWMTCモード走行燃費の数値を表示しています。
スマートフォンで様々なNMAX125の情報を確認できるので、乗っていなくても楽しむことができます。
NMAX125 の健康状態もスマホでチェックできるのでメンテナンスもしやすくなりますね。
NMAX125 との生活もグッと楽しくなりそう。
「Y-Connect」の詳しい内容はこちら
総評
どちらもフルモデルチェンジで大きく変化しました。
2021年モデルPCX はホイール、タイヤサイズで変更で先進的なイメージを残したまま、フォルムがどっしりした感じになり重厚感がでました。
2021年モデルNMAX125 はフルモデルチェンジでスタイリングも装備も一新されカッコよさが増しました。
ちょっとごツイ感じが好みも分かれますが個人的には好きです。
そして、最新装備の CCU(Communication Control Unit) 、スマホアプリ「Y-Connect」 で様々な状態や走行経路や距離・燃費などもスマホで確認できるってのが楽しめそうです。
最新モデルも好みに分かれると思いますので、実際に試乗などをしてバイクに触れてから購入を検討してみてはいかがでしょうか。
参照元:HONDA PCX:YAMAHA NMAX