わざわざ、雨の日にスクーターに乗るって方は少ないと思いますが、通勤や通学に利用していたり、ツーリングに出かけて突然の雨に出くわす事はよくあることです。
そんな時、PCX、NMAXどちらが安全かつ安心して走行できるのか調べて見ました。
PCXとNMAXどっちが雨の日滑りやすい?
雨の日のバイクは危険が付き物です。
視界が悪い上に路面は非常に滑りやすくなります。
少しのハンドル操作のミスで大事故につながります。
できるだけ雨の日は乗らない方がいいのですが、通勤や通学、急用など、どうしても走らせなければならない事もあると思います。
PCXのタイヤは
前 90/90-14M/C 46P
後 100/90-14M/C 51P
NMAXのタイヤは
前 110/70-13M/C 48P
後 130/70-13M/C 57P
PCXのタイヤは14インチ大径で細いタイヤ、NMAXのタイヤは13インチでPCXより太いタイヤを履いています。
一見、太いタイヤの方がグリップ力があるので雨や雪の日は滑りにくく感じられますが、実は接地面積の狭い、細いタイヤの方が滑りにくくなります。
タイヤの太さだけで言えば、PCXの方が滑りにくいと考えられます。
これは、乗る人も体重や空気圧も同じの場合で話なので、実際には大差はないでしょう。
どちらのブレーキが雨の日に有利?
PCXのブレーキは
前 油圧式ディスク
後 機械式リーディング・トレーリング
NMAXのブレーキは
前 油圧式シングルディスクブレーキ
後 油圧式シングルディスクブレーキ
PCXはフロントがディスクブレーキ、リアがいわゆるドラムブレーキ。
NMAXは両方ともディスクブレーキになります。
また、NMAXにはABS(アンチロックブレーキシステム)が標準装備されているので、天候に関係なく、急ブレーキによるロックを回避してくれます。
雨の日は少しのハンドル操作やブレーキミスで大事故になります。
NMAXのABS(アンチロックブレーキシステム)は、特に雨の日にはそのありがたみを感じるはずです。
雨の日のブレーキシステムに関してはNMAXが完勝でしょう。
しかし、125㏄(原2)クラスの軽い車両重量ではABSの恩恵がどこまで感じられるかは不明です。
雨の日ずぶ濡れにならないのはどっち?
雨の日バイクに乗るにはレインコートが必須。
しかし、突然の雨でレインコートを着れない場合やレインコートがいらない程の小雨の場合どちらが雨に濡れやすいんでしょう。
PCX、NMAXどちらも全高1,100㎜、全幅740㎜。
スクリーンの高さも低く、足元がフラットではありません。
ですので、バイクに身を隠して雨から逃れる事ができません。
この勝負は引き分けですね。
総評
PCXのブレーキシステムが悪いわけではありませんが、NMAXのABS(アンチロックブレーキシステム)は2018年以降の新車に義務付けられるブレーキシステムです。
転倒のリスクを最小限に抑えるABSを標準装備したNMAXがこの勝負では軍配が上がるでしょう。
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