PCXやNMAXに限らず、125㏄クラスの中古車を選ぶ場合、どれぐらいの走行距離を選べばいいのか。
答えは簡単で、できるだけ走行距離の少ない車種を選ぶのが正解です。
しかし、年式も新しく走行距離の短い車両になると、中古車価格が跳ね上がります。
「もう数万円だせば新車買えるじゃん」みたいな車両価格になってしまいます。
できるだけ安く買いたいと思い、調べてみると車両価格は安いが、走行距離が3万キロなんてPCXやNMAXに出くわす事になります。
走行距離が多い場合は、各パーツの劣化や消耗、故障がしやすくなると考えられます。
となると許せるPCX、NMAXの中古車の走行距離はいくらぐらいになるんでしょうか。
まとめてみたいと思います。
PCX、NMAXなど125㏄クラスの限界走行距離は
PCX125やNMAX125など125㏄クラスの限界走行距離は5万キロ程度だと言われています。
実際には10万キロを超えても健在で、逆に2,3万キロで寿命を迎えてしまったという方もいますので5万キロはただの目安でしかありません。
原付二種クラス125㏄以下クラスでは、自動車などと流れに乗って走行するのでどうしてもエンジンを高回転にしなくてはいけないので、大排気量のバイクや自動車よりも限界走行距離は短いと考えられています。
もちろん、オイル交換や消耗品の交換など適切に行っていればもっと走行距離も伸ばせるはずです。
また、通勤通学で市街地ばかり走行していると、急発進や停止の数が多い場合と、渋滞の無いなだらかな道ばかりを走っている場合で同じ距離数なら明らかになだらかな道を走行している車両の方が限界走行距離も長くなると考えられます。
PCX、NMAXなど125㏄クラスの走行距離が長くなるとどうなるのか
PCX、NMAXや原付二種は走行距離が長くなると、あらゆる消耗品が劣化します。
消耗品の交換を怠れば、重大な故障、事故の原因にもつながります。
消耗品の交換は適切に行う必要があります。
交換時期の目安は消耗品によって違います。
- タイヤ:前後によって違いがありますが、25,000㎞ぐらいが目安です。
- Vベルト:20,000㎞ぐらいが交換の目安です。
- ブレーキパッド:5,000~10,000㎞が交換の目安ですが走り方や気象条件などで前後します。
- ブレーキシュー:減り具合を見て交換
- ウエイトローラー:20,000~30,000㎞ぐらいが目安ですがVベルト交換時がベスト
PCX、NMAXに限らず125㏄クラスのバイクやスクーターは走行距離が5,000㎞を超えたころから何らかの消耗品の交換が必要になってきます。
もちろんオイル交換も必要になります。
PCXのオーナーズマニュアルには6,000km毎にオイル交換するように記載されています。
人によってはもっと短い頻度で行う方もいるようです。
オイル交換は簡単で自身でも行う事ができますが、上記に書いた、タイヤ、Vベルト、ブレーキパッド、ブレーキシュー、ウエイトローラーなどの交換は自身で行うのが難しくお店で交換してもらう必要があります。
ウエイトローラー以外はそれぞれ工賃を含め1万~2万円の費用が必要になります。
この費用をケチり、交換時期を遅らせると故障や事故の原因にもなり、寿命も短くなると考えられます。
後、走行距離が長くなってくるとバッテリーやプラグも劣化してくるので交換が必要になります。
走行距離が長くなればなるほど、消耗品の交換は大事になってきます。
PCX、NMAXの中古車で買っていい走行距離は?
買ってすぐに多くの消耗品の交換をしたくないなら、PCX、NMAXの中古車の走行距離は5,000㎞以下。
少しでも安く、買ったらすぐに劣化している消耗品を全て交換する予定なら、20,000㎞以下ぐらいが適切な走行距離ではないでしょうか。
激安で買ってすぐ、全てのメンテナンスを行い、消耗品もすべて交換すると考えているなら30,000㎞以上もありかと思います。
長い走行距離の中古車は、消耗品以外にも劣化している可能性もあるので、自己責任で購入するようにしましょう。
まとめ
PCX、NMAXの中古車選びの重要なポイントのひとつに走行距離があります。
年式が新しくても走行距離が長い車両、年式は古いけど走行距離が短い車両もあります。
選ぶポイントはどれだけ、メンテナンスを適切行っているかになると思います。
「走行距離不明」なんて車両もありますが、できるだけ選ばない方がリスクを減らせると思います。
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