以前の記事では、「125㏄クラスが原付免許で乗れるようになってもPCXやNMAXは無理みたい」と書いていましたが、
もしかすると、PCXも原付免許や自動車運転免許で乗れるようになるかも分かりません。
2023年10月に行われた警視庁が主催する原付免許で乗れる125㏄バイクの走行評価の対象車にPCXも含まれていたんです。
参照元記事:バイクのニュース
PCXは最高出力を3.9kw、最大トルク7.5N・mに抑制して検討会で走行評価
現在のPCX125の最高出力を9.2kw、最大トルク12N・mですが、新基準原付に合わせるため、最高出力を3.9kw、最大トルク7.5N・mと大幅に抑制して検討会で走行評価されました。
ここまで、抑制されていしまうと軽快な走りをするPCX125の魅力はほぼ無くなってしまうのではと思ってしまいます。
評価内容は「走行」と「取り回し」で「〇」となっていますが、加速には「〇」はついていません。
最大トルクが7.5N・m抑制されていますが、現行の原付(~50㏄)のトルクが4.0N・m前後なので現行の原付よりは加速も良くなるとは思います。
しかし、パワーを抑制されたPCXの加速はどんなものか分かりませんが、今の状況では新基準原付も30km/h以下でしか走れないので加速があってもあまり意味が無いと思います。
速度30㎞以下、2段階右折はPCXには似合わない
新基準原付は今のところ最高速度30km/h以下、2段階右折は変っていないようです。
もし、PCX125がパワーを抑制し新原付用で登場してもはたして売れるのか疑問に思います。
装備もそのままなら、値段も30万円以上はするはずです。
原付PCXにそこまで魅力は感じません。
やはり、125㏄スクーターのパワーを抑制し発売するなら、JOGやアドレスなど車体が小さめのスクーターがコスト面でも合うのではと思います。
2025年の排ガス規制で新基準原付になるけど今のままのルールでは販売数は伸びないのでは
2025年からの排ガス規制で現行の~50㏄のバイクは販売されなくなります。
代わりに125㏄クラスのバイクのパワーを抑制して現行の原付1種のルールを適用される見込みですが、このままではこのクラスの販売台数は伸びないんじゃないかと思います。
メーカーも新基準原付のルール変更に期待していたはずですが、ふたを開ければ今までの通り。
これじゃ、伸び悩んでいる原付一種の販売台数の解決策にはならなさそうですね。
普通免許を持っていれば乗れる原付一種ですが、もう一段階の乗れる条件のハードルを上げて難しくして普通免許を持っている人を巻き込み現行のルールも、もう少し緩和した方が良いのでは。
もちろん低料金で乗れるようにしてもらいたいですね。
まとめ
新基準原付免許でPCXが乗れる可能性が出てきましたが、大幅にPCXの魅力を抑えた車両になるのは間違いありません。
現行の原付免許のルールのままでいくなら、PCXがここに入るのはちょっと場違いなような気がします。
まだ、完全に決定はしていないようなので、少しでもみんなが納得するような新基準原付免許にしてもらいたいですね。
コメント
新原付で、PCXに乗れる様になったとして、
36万円出して原付の道交法で乗りたいか?
原付として、PCXに乗る気になるのか?w
まぁアホな原付免許所持者は、制御解除パーツが出れば・・・と、安易な考えを持って居るだろうけどw