2021年モデルのPCX、NMAX、両車とも先進的なデザイン、装備で非常にかっこよく、機能性も良くなっています。
NMAXもアイドリングストップを採用し環境に配慮したエンジン、燃費性能も良くなっています。
しかし、アイドリングストップを採用することでエンジンのスタートやストップの回数が増え、バッテリーへの負荷が大きくなっているのは間違いありません。
勿論、それぐらいですぐに劣化するようなバッテリーは搭載されていませんが、DCジャックを使ったり、シートヒーターやグリップヒーターを装備するとちょっと不安を感じてしまいます。
またPCXもNMAXもスマートキーを採用しているので車両から離れる時は必ずスイッチをOFFにしないとバッテリー上がりの原因になります。
バッテリー上がりの不安を解消しておくためにもこまめなチェックやもしもの時のための準備はしておいた方がよさそうです。
新型PCXとNMAXのバッテリーの容量や性能は
2021年モデルのPCXとNMAXに搭載されている
PCX | NMAX |
GTZ8V:12V-7Ah(10HR) | YTZ7V:12V-6Ah(10HR) |
PCXはGTZ8V:12V-7Ah(10HR)、NMAXはYTZ7V:12V-6Ah(10HR)。
7Ah(10HR)、6Ah(10HR)というのは7アンペア、6アンペアを10時間流せる容量という意味だそうです。
PCXのバッテリーの方が容量が大きいという事になります。
どちらもユアサ製のバッテリーなので性能的には問題ないでしょう。
バッテリーの型番はPCXがGTZ8V、NMAXがYTZ7V
バッテリーの寿命は2、3年と言われていますので、自身で交換するならこの型番は覚えておきましょう。
型番を間違えるとバッテリーボックス内に収まらないなんてことも起こりますので、購入の際は間違わないようにしましょう。
交換バッテリーは日本ユアサ?それとも互換バッテリー
PCXもNMAXもバッテリーが弱ってしまって電圧が不安定になってくると、それこそ命の取りになりかねません。
こまめなチェックと早めの交換をおすすめしたいですね。
交換できるバッテリーは型番が同じものか互換バッテリー。
どのバッテリーを選べばいいのか、見ていきましょう。
日本ユアサの信頼性は高いがお値段も高い
日本ユアサ製のバッテリーは信頼性が非常に高いですが、値段も高い。
PCXはGTZ8V
NAMXはYTZ7V
台湾イワサ製は少し信頼性は落ちるが値段は1/2~1/3程度
一昔前なら台湾やベトナムイワサと日本のイワサの製品は全く別物なので買ってはダメと言われていましたが、現在は品質も上がり、信頼性も高くなっているのでアリですね。
値段も日本製と比べると1/3程度なので、国産にこだわりがなければコストパフォーマンスも高いのでおススメです。
PCXはTTZ8V
NAMXはTTZ7V
台湾・ベトナム イワサ以外の互換バッテリーは信頼度が低いのでおすすめできない
台湾・ベトナム イワサ以外の互換バッテリーでも問題なく使用している方もいらっしゃいますが、中にはとんでもなく酷い商品が送られてくることがあるそうです。
イワサ製品以外の互換バッテリーは値段も非常に安いんですが、当たりハズレ多く、ハズレを引いてしまうとお金の無駄遣いになってしまいます。
なので、ココでは紹介しないようにしておきます。
バッテリーを長持ちさせるためには満充電の状態を維持する事
バッテリーは満充電状態が一番いい働きをしてくれます。
毎日、通勤や通学で使っているならまず問題はないでしょう。
しかし、エンジンを始動せずにヘッドライトをつけっぱなしにしたりしているとバッテリーの負荷が大きくなりバッテリー上がりの原因になります。
長期間乗らないなら、バイクからバッテリーをはずして保管することで長寿命化
通勤や通学には使わない、寒い冬の間は乗らないなど、長期間乗らない場合は、通電状態にしていると自然放電し乗らなくても電圧が下がってしまいます。
久しぶりに乗ろうとするとエンジンがかからないなんて事も起こります。
自然放電でバッテリー上がりを起こさないために長期間乗らない時はバイクからバッテリーをはずして保管するのがベストです。
外すのが面倒なら、「+」か「ー」の配線を外しておいても自然放電は減らすことができます。
満充電の状態を維持するためにはこまめな電圧のチェックと充電
バッテリーを交換して1年以内で毎日通勤や通学で使っているならそれほど気にする事はないと思われますが、交換してから年数が経っている場合は毎日使っていても注意が必要です。
「セルが弱々しい」とか「ウインカーの点滅がおかしい」とか「ヘッドライトが暗い」などが感じられる場合は、バッテリーが弱っている可能性が考えられます。
年数が経っているバッテリーを使っているなら1週間に一度は電圧のチェックをしておいた方が無難ですね。
電圧が下がっているなら充電をしておきましょう。
バッテリーの電圧の目安
電圧 | 充電状態 |
---|---|
13.0V | 100% |
12.4V | 60% |
11.8V | 20% |
10.5V | 0% |
長期間乗っていなくて久々に乗るって時にも電圧を測っておきましょう。
久々に乗る場合は必ず充電しておいた方いいでしょう。
バッテリーの状態が分かる充電器を持っていると重宝します。
交換時期も把握しやすくなります。
最悪、出先でバッテリーが上がってしまったら
PCXもNMAXもエンジンが動かなければただの100㎏以上あるタイヤのついた鉄の塊です。
少しの距離なら押して移動できますが、何キロも移動できません。
そんな場合はロードサービスを使うしかありません。
もし自動車も持っていてJAF会員であれば無料で対応してくれます。
会員でなければ、バッテリー上がりなら13,130円もかかってしまいます。
バイクしか持っていなくても会員になることができます。
入会金:2000円(クレジットカードなら1500円)、年会費4000円で安心を買う事が出来ます。
バイク保険に入っているならほとんどの場合ロードサービスがついています。
ほとんどのバイク保険にはロードサービスがついています。
ファミリーバイク特約には付いていない場合もあるので保険会社に確認を。
まだ、バイク保険に入っていないなら下記の記事を参考にしてください。
コメント
>7Ah(10HR)、6Ah(10HR)というのは7アンペア、6アンペアを10時間流せる容量という意味
じゃなくて10時間かけて使用する場合に10Ah取り出せると言うことです。だいたい0.7A、0.6Aで10時間使えると言うことですね