PCX125やNMAX125 などの原付二種(~125㏄)をヤフオクなどで個人売買した場合や友人や知人から譲る受ける場合に名義変更をする際、譲渡証明書は必要です。
廃車証明書や軽自動車税申告(報告)書兼標識交付申請書に譲渡証明欄がある場合は、譲渡証明書を用意する必要はありません。
2021年4月に法改正があり、個人売買の場合は捺印が不要になりましたが、市町村によって捺印を求められる場合もあるようなので、名義変更で役所に出向く際には認印は持参しておきましょう。
原付二種の個人売買で名義変更に必要な書類は
販売店ので原付二種を購入した場合、名義変更などの手続きは代行してもらえますが、個人売買の場合は自身で行う必要があります。
しかし、必要な書類がそろっていればそんなに難しいものではありません。
原付二種を販売または譲渡する時に必要な書類
- 標識交付証明書
- ナンバープレート
- 運転免許証などの身分証明書(本人確認書類)
- 印鑑(市町村によって異なる)
旧所有者にあたる、販売または譲渡する人は「ナンバープレート」と「標識交付証明書」を役所に返却して「廃車証明書」を発行してもらい、購入者または譲渡する人に渡します。
原付二種の購入者が必要な書類
- 軽自動車税申告(報告)書兼標識交付申請書
- 廃車証明書
- 譲渡証明書
- 運転免許証などの身分証明書(本人確認書類)
- 印鑑(市町村によって異なる)
廃車証明書と譲渡証明書は旧所有者に用意してもらう必要があります。
廃車証明書の項目の中に譲渡証明蘭がある場合は廃車証明書だけでOK。
印鑑は必要ないはずですが、市町村によって異なるので必ず用意しておきましょう。
まずは、販売者または譲渡する方から必要書類を受け取り全てそろえば役所の市民税課(市税課)で手続きを行いましょう。
原付二種の名義変更にかかる費用
PCX125やNMAX125などの125㏄クラスのスクーターは原付二種になります。
名義変更は役所で行う事ができます。
必要書類が全て揃っていて自身で役所に出向いて手続きを行う場合は費用はかからず無料になります。
ナンバープレートも無料でもらう事ができます。
近くのお店などで代行してもらう場合は5千円~1万円程度の費用が必要になります。
簡単なので自身で手続きすることをおすすめします。
名義変更の手続きが終わっても自賠責保険に加入しないと乗り出すことはできません
原付二種の名義変更は必要書類があれば簡単に行なえますが、名義変更しただけでは乗り出すことはできません。
に加入することが義務付けされています。
もし、自賠責保険に加入せず運行した場合
1年以下の懲役または50万円以下の罰金
違反点数6点=免許停止処分
などの罰則が科せられます。
絶対に自賠責保険に加入せずに運行するのはやめておきましょう。
原付二種の自賠責保険料は?どこが安いの?
原付二種(~125㏄)の自賠責保険料はどこの会社で入っても同じ料金です(沖縄県を除く離島以外の地)。
どの保険会社で入っても補償内容も同じになります。
原付二種(~125㏄)の自賠責保険料
契約期間 | 自賠責保険料 | 1年当たりの保険料 |
12ヶ月契約 | 7,100円 | 7,070円 |
24ヶ月契約 | 8,920円 | 4,460円 |
36ヶ月契約 | 10,710円 | 3,570円 |
48ヶ月契約 | 12,470円 | 3,118円 |
60ヶ月契約 | 14,200円 | 2,840円 |
ローソンやセブンイレブン、ファミリーマートなどのコンビニでも簡単加入することができるので、すぐに自賠責保険に加入しようと考えているなら近くのコンビニで手続きするのが簡単です。
コンビニでもすぐにステッカーを発行してもらえます。
原付二種の自賠責保険の補償内容
障害の場合
傷害による損害 | 治療関係費・文書料・休業損害・慰謝料被害者1人につき 最高120万円 |
後遺傷害による損害 | 逸失利益・慰謝料など、後遺障害の程度に応じた等級により被害者1人につき 第1級:最高3,000万円~ 第14級:最高75万円 神経系統などに著しい障害を残して常時介護が必要な場合は最高4,000万円 |
死亡の場合
死亡による損害 | 葬儀費・逸失利益・慰謝料(本人および遺族)被害者1人につき 最高3,000万円 |
死亡するまでの 傷害による損害 | 治療関係費・文書料・休業損害・慰謝料被害者1人につき 最高120万円 |
必ず加入しないといけない自賠責保険の補償内容ですが、対象は全て「他人にケガをさせたり、死亡させた場合のみ補償」になります。
自分もしくは家族への補償は対象外になります。
さらに、補償対象はケガ、死亡のみになります。
転倒してバイクが自動車に接触して破損した場合やガードレールを壊したり場合などの物損への補償も対象外なります。
事故を起こした場合、自賠責保険だけではまかないきれない割合の方が多くなりますので、安く原付二種を手に入れたからと言って自賠責保険だけでなく、任意保険にも加入しておくことをおすすめします。
まとめ
原付二種の個人売買では譲渡証明書は必要です。
廃車証明書に譲渡証明の蘭や項目が、廃車証明書だけでもOKです。
法改正で原付二種の名義変更に捺印は必要なくなっていますが、市町村により対応が整っていない場合もあるようなので、役所には認印で大丈夫なので印鑑は用意しておきましょう。
乗り出しには自賠責保険の加入が必ず必要です。
無保険では絶対に運転しないようにしましょう。
自賠責保険の補償では不安が付きまといます。
任意保険の加入も検討しましょう。
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