PCXやNMAXなど125㏄クラスのスクーターに乗りたい!
125㏄クラスのスクーターで通勤や通学をしたい。
など、原付二種が乗れる小型限定二輪免許の取得を考えている人が増えているようです。
小型限定二輪免許取得方法は
- 一発試験(飛び込み試験)(費用をあまりかけたくない)
- 教習所に通って取得(費用がかかっても確実に取得したい)
どちらの方法を選べばいいのか、ボクは「教習所に通って取得」がベストだと考えます。
小型限定二輪免許の一発試験の合格率は10%~20%と難易度が高い
原付一種(50㏄以下)のバイクなら普通免許を持っていれば乗ることができるので、原付二種の免許取得はそれほど難しくないから、一発試験(飛び込み試験)で取れるんじゃないかと考えている方もいると思います。
しかし、小型限定二輪免許(正式には小型限定普通二輪免許)の一発試験の合格率は10%~20%と言われています。
警視庁の「運転免許統計令和4年版」の「小型二輪免許の合格率」はMT車が74%、AT車が71.8%と一見、合格率は高く見えますが、全体の受験者数(MT車)は53606人で合格者は39650人です。
そのうち「指定自動車教習所卒業者」でない受験者は20555人で学科試験及び技能試験を受けて合格、学科試験免除で技能試験を受けて合格者の合計が1109人と全体の5.3%としかいないんです。
逆に「指定自動車教習所卒業者」の合格者は33051人で指定自動車教習所卒業者以外の合格者の合計が6599人なので指定自動車教習所卒業者の合格率は差し引けば26,452人になり約80%の合格率になります。
小型二輪免許(AT)の場合は指定自動車教習所卒業者の合格率は約89%。
一発試験(飛び込み試験)の合格者数は943人で全体の合格者数の約3%ほどです。
合格率だけで考えると小型二輪免許は教習所に通って取得する方がよさそうですね。
※参照元:警視庁運転免許統計〈令和4年版)
小型二輪免許は一発試験、教習所どちら早く免許を取得できるのか
早く、PCX125やNMAX125などの原二スクーターに乗りたい。
「できるだけ早く、費用もかけないで小型二輪免許を取りたいから一発試験(飛び込み試験)で受験しよう」と考えているならもう少し考えてから行動した方がいいでしょう。
小型二輪免許の一発試験の平均受験回数は10回~20回と言われています
詳しいデーターはありませんが、前述した合格者の割合からも分かるように、小型二輪免許の一発試験は非常に難しくなっています。
平均受験回数も10回~20回と言われています。
10回までで合格できれば良しとしないといけない程度です。
しかも、小型二輪免許の一発試験は平日しかやっていません。
更に、予約制なのでお住まいの地域にもよるかも分かりませんが、毎日受験することは不可能です。
例えば週に1回予約が取れて10回目で合格できる事ができるとすると、小型二輪免許所得に2か月以上必要になることになります。
また、平日しか試験をしていないのでお仕事の場合は10日も休まないといけない事になります。
小型二輪免許の一発試験で取得を考えてるなら、こういったデメリットもあることを理解しておきましょう。
教習所なら小型二輪免許が最短二日間で卒業できるところもあります
普通免許を持っていれば、最短で小型二輪免許の教習を終了できる教習所もあります。
普通免許をもっていれば、技能教習がMTは10h、ATは8h、学科教習がどちらも1h。
2日間コースを設けている教習所は、小型二輪免許ATの場合が多く通常の料金よりも少し高くなっている事が多いでしょう。
通常の場合でも上手く予約が取れれば、数日で遅くても2週間もあれば卒業できるんじゃないでしょうか。
確実に早く、小型二輪の免許を取得したいなら教習所に通うのがベストだと思います。
小型二輪免許の取得費用はやっぱり一発試験の方が安い
一発試験の小型二輪免許取得費用
費用 | 金額 |
---|---|
受験料 | 2,600円 |
試験車使用料 | 1,450円 |
交付手数料 | 2,050円 |
取得時講習 | 12,000円 |
応急救護講習料 | 4,200円 |
合計 | 22,300円 |
一発試験(飛び込み試験)を1回で合格した場合は、22,300円で小型二輪免許取得できます。
交付手数料、取得時講習、応急救護講習料は試験に合格してから支払う料金になるので、1回の試験料は4,050円になります。
10回目合格した場合は、4,050×10=40,500円+18,250円=合計58,750円となります。
教習所で小型二輪免許取得する費用
教習所によって金額が異なりますので目安の料金です。
小型二輪免許の種類 | 普通免許の有無 | 教習所の費用 | 教習時間 |
---|---|---|---|
MT | 無 | 13~20万円 | 学科教習26時限 技能教習12時限 |
MT | 有 | 8~12万円 | 学科教習1時限 技能教習10時限 |
AT | 無 | 12~18万円 | 学科教習26時限 技能教習9時限 |
AT | 有 | 7~10万円 | 学科教習1時限 技能教習10時限 |
普通免許を持っていれば、小型二輪免許取得費用はMT、ATどちらも10万円程度で取得できます。
一発試験と比べるとすごく高く感じますが、教習は自分の都合に合わせて予約できるため、免許取得までスムーズに行う事ができます。
一発試験よりも費用は掛かりますが、免許取得までの日数は遥かに短くなると考えられます。
まとめ
小型二輪免許取得方法を解説してきましたが、教習所に通って教官に指導してもらい取得する方が簡単で楽だという事が分かってもらえたかなと思います。
普通免許を持っている場合は、技能教習が10時限、学科教習1時限なので上手く予約が取れれば1週間もかからず卒業できるはずです。
時間はあるけど、お金が無いと言う方は一発試験という選択もありだと思いますが、何度も何度も試験場に通う覚悟としっかりとした準備をして試験に臨んでみてください。
普通免許を持っていない方は教習所に通う事をおすすめします。
一発試験の合格率はさらに低くなるのと思います。
高校生や大学生など夏休みや冬休みを利用できるなら、小型二輪免許ではなく普通二輪免許を合宿で教習を受けるのもありだと思います。
コメント
小型二輪AT限定なら、原付で練習出来るから、交通法規さえしっかり守れば、四回位で合格出来るよ
57歳で教習所へ通うのは嫌だったし
次は小型二輪MTに挑戦するよ